KINNIXの原料植物について

KINNIX』の原料植物は、バラ科植物のボケ(木瓜) Chaenomeles speciosa の乾燥果実である。
AD500年頃に著された陶弘景の『名医別録』に収載されている「木瓜実」(もっかじつ)がそれである。
『名医別禄』では「木瓜実。味酸、温、無毒。主治湿榠、霍乱、大吐下、転筋不止」とある。
つまり「転筋」を治することが木瓜実(もっかじつ)の効能のひとつとされている。この「転筋」とは、いわゆる「腓(こむら)返り、筋痙攣」のことである。

ボケ果実の成分
ボケ果実には、アスコルビン酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸; ショ糖、還元糖; ペクチン; フラボノイド; タンニン; サポニン、オレアノール酸(五環性トリテルペノイドのサポゲニン)などが含まれているという。ボケ果実に含まれるフラボノイド、タンニン;サポニンについての具体的に化学は、あまり研究されていないようである。


ボケ Chaenomeles speciosaは、中国原産で、日本に渡来し、観賞用に栽培されている。

ボケは、高さ2〜3mの落葉潅木で、開花期は3〜4月、結実期は9〜10月である。
ボケという名称は、木瓜のモッカがモケに変化し、さらにボケに転じたものとされる。

ところで日本薬局方外生薬規格では、同じバラ科のカリン(花梨) Chaenomeles sinensis の果実を、木瓜(モッカ)と規定しており、日本の市場で木瓜(モッカ)として流通しているのは、このカリンの果実である。カリンは、榠?(めいさ)、光皮木瓜と呼ばれ、中医学的には、去痰作用があるとされ。日本でも咳止めとして広く用いられている。ちなみに中近東原産でヨーロッパで栽培されているマルメロ Cydonia oblonga の果実もカリンによく似ている。
このカリンの木瓜(モッカ)と区別して、ボケの木瓜(モッカ)は皺皮木瓜(シュウヒモッカ)と呼ばれている。熟した果実を、沸騰した湯で煮たのち天日に干して、皺が寄ったら2ないし4個に裂いて、色が赤くなるまで天日に干したものが、皺皮木瓜である。
カリンの場合は、乾燥後の果皮に、光沢があり、滑らかで皺がなく、光皮木瓜とも呼ばれるのである。

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